PMP®の準備にはPMBOK®ガイドのどの版を参照するのか

※※※ 2023.12.12追記 ※※※
PMBOK®ガイド第6版は2023.07.31をもって提供が終了されましたが、プロセスを詳述した『プロセス群:実務ガイド』の日本語版が2023年12月04日にPMI®から発刊されました。
PMBOK®ガイドの姉妹書の位置付けで、プロセスの詳細が網羅されており、実務にはもちろんのこと、PMP®受験準備に有用な書籍です。
PMI®日本支部会員はPDF版を無料でダウンロードできます。
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※※※ 2023.08.02追記 ※※※
PMBOK®ガイド第6版は2023.07.31をもって提供が終了され、PMI®のWebサイトでのPDF版ダウンロードもできなくなりました。
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2021年8月(※PMI®会員向けには2021年7月)にPMBOK®ガイド第7版の英語版が公開されましたが、同日本語版は未リリースの状況で、
「PMP®の準備にはPMBOK®ガイドのどの版を読めばいいのか」
というご質問をよくいただきます。

結論を書きますと、『PMBOK®ガイド第6版』です。

PMI日本支部のWebサイトの2021年4月6日付のお知らせの「関連情報」に、

1月から実施されている新試験の内容は Examination Content Outline (試験内容の概要)の変更に沿って行われており『PMBOK®ガイド』の改訂により行われているものではありません。『PMBOK®ガイド』は試験問題作成時に参照される資料の1つとされていますが、現在はリリースされている第6版が参照されています。
PMP®認定の受験を予定されている方は継続して『PMBOK®ガイド第6版』を参考書籍としてご利用ください。

と記されています。
また、PMI日本支部では現在でもPMBOK®ガイド第6版のセミナーを実施しており、そのセミナー概要にも

PMBOK®ガイドは2021年8月に第7版が発刊されますが、PMBOK®ガイド第6版におけるプロセスベースの管理手法については、デジタルコンテンツとして引き続き提供される予定となっています。これは第7版発刊以降も第6版のプロジェクト管理手法が有用であることを意味しており、第6版の学習が無駄になることはありません。

と書かれており、当面は第7版と第6版が併存します。
プロセス面の理解には第6版に頼るところが大きいため、PMP®の準備にも第6版がまだまだ活躍します。

なお、PMBOK®ガイドはPMI®の有料会員になると無料でダウンロード可能です(※2021/10/10注追記:無料でダウンロード可能なのは「第6版」です。PMBOK®ガイド第7版の日本語版はPMI®日本支部の会員のみ可能です)。有料会員はPMP®の受験料が割引になり、1度でも受験すれば元が取れてしまいます(年会費+入会金139USDに対して、初回受験料は150USD割引になり、11USDお得)。
試験対策に有用な「アジャイル実務ガイド」も無料でダウンロードできますので、受験予定の方は有料会員になることをお勧めします。

※本文中の情報、状況、数値等は執筆時点のものです。最新情報はPMI®のWebサイト等でご確認ください

※ PMP、PMBOK、PMIはプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。